果物を朝食べるとカラダに良いとされるのはなぜか?
2018.3.2
こんな質問を受けたので、お答えしてみようと思います。
『朝、果物だけを食べるとカラダに良いと言われるのはなぜ?』
うんうん。
これ、私もカラダに良いと思ってました。
でも、リブレを使ってみて、今では少し違う感想を持っているので、頑張って説明してみます!
せっかく届いた文旦を、私がいつ食べるのか?ね。^_^
普段食べる食品の糖質には
ブドウ糖(グルコース)
果糖(フルクトース)
ショ糖(スクロース)(ブドウ糖と果糖の組み合わさったもの)
の3種類があります。
このうち、血糖値を上げるのはブドウ糖です。
(ショ糖はブドウ糖と果糖が組み合わさったものなので、結果的に血糖値が上がります)
果物に多く含まれる果糖は、血糖値は上げずに、小腸から吸収され、肝臓で中性脂肪として蓄えられます。
もし、食べた後すぐに運動をするならば、それはカラダを動かすエネルギーになるのですが、それ以外は全てそのまま中性脂肪のまま。
つまり、最初から脂肪に変わる太る糖なのです。
あれ?
果物に対するイメージが少し変わりましたか?
どの人のカラダも、仕組みとして…
血糖値が急上昇すると、カラダはインシュリンを出して、血糖値をできるだけ早く下げようとします。
これが、血糖値スパイクと呼ばれる現象です。
血糖値が200を超えて、この後70以下まで下がったりするわけです。
(どこまで下がるか?どれくらいで回復するか?は年齢や体質によっても違いますが、食べても全く影響を受けない人はいません。
ちなみに、私は低血糖はすごく起きにくいタイプみたいです。70を下回ることはほぼ起きないです。でも人によっては1日に何度も70を切って不安定になる人も多いようです。)
この急降下する時と、そのまま低血糖になってしまった時に…
眠気や倦怠感、精神的な落ち込みやイライラ、集中力のなさを感じたりします。
人によっては、低血糖症状はメンタル疾患と間違われるくらい、結構な落ち込みを感じたりするのです。
なので、また血糖値を上げたくなって甘いものを食べたり飲んだらする。
一時的に血糖値が上がって楽になる。
だけどまた急降下するので低血糖になる。
を、繰り返して、一日中乱高下を繰り返すことになります。
この、血糖値の急降下していく時に、血液中の糖が肝臓や筋肉に移動します。
糖がこれらの組織に移動するので、血液中の糖が少なくなり、血糖値が下がります。
肝臓や筋肉に溜めこめなかった糖は、中性脂肪になり脂肪細胞に貯蔵されます。つまり太るってことですね。
んで!!!!
ダイエット的には、中性脂肪を増やしたくないですよね。
なので、ダイエット的にも血糖値の急上昇急下降(血糖値スパイク)は避けたいところです。
さて。
本題に戻って果物ね。
果物に含まれる糖質は、果糖だけと思われがちですが、そうではなくて色々組み合わさっています。
出典HP
http://kawaru.biz/event/zespri/report2015/index01_03.php
ね。^_^
なので、果物を食べても、血糖値は上がります。
(果糖しか含まれないので上がらないと言われてた)
つまり、朝、空きっ腹の状態で果物を食べれば、血糖値スパイクが起きる可能性は高いと言うこと。
特に!!!!
ジュース(スムージー)として摂取するのは、血糖値スパイク起きてー!と言わんばかりの行為なので、とても危険!!!!
さらに言えば、市販のジュースや缶コーヒーなどの砂糖を含む甘い飲み物を空きっ腹に飲んだり、水代わりに常飲することはもっと危険です。ポカリも含む。健康やダイエットを考えるなら、一番やめたほうが良いもの。です。
詳しくは、ブログのスムージーを飲む実験のところを見てね!
https://komomodo.com/column/diet/diet-86/
じゃあ、果物食べない方がいいの?
ビタミンは取らなきゃダメなんじゃない?
消化酵素は?血液の浄化は?
そんな意見が聞こえてきそうです。^_^
んとね。
食べたい人は、血糖値をスパイクさせずに食べたらいいんです。
空きっ腹ではなく…
タンパク質や油脂、食物繊維を先に食べてから、果物を食べる。
つまりデザートね。^_^
なので、私的には…
果物を食べたい時は、タンパク質メイン、糖質抜きの朝ごはんを食べ、その後で果物を食べる。
と言うのが、果物を食べる時の方法です。
『でも、どうしても朝はタンパク質は取りたくない!』
と言うことであれば、サラダなど、糖質が少なくて食物繊維の多いものに油(ドレッシングなど。油脂があると血糖値の変動が穏やかになる)をかけて食べて、その後に果物…かなぁ。
でもそうすると、午前中は細胞を作る材料(タンパク質)は補充されずに、カラダを動かすためのエネルギーだけが補充されるから、ね。
難しいところです。
果物を食べるタイミング。
答えになったかしら?